バス風景を行く [13]

ページの最後へ

61 桜島を見ながら

金生町―鹿児島中央駅―平川―指宿―山川 (瀬々串浜―瀬々串)  [鹿児島交通]

桜島を見ながら走る鹿児島交通バス

西郷どん、のおかげで今や鹿児島は見つめられている都市に。
九州の中でも遠く鹿児島まで来るとさすが暖かい。
市中心部からも手に取るように見える桜島。

順光で家並みもない静かな錦江湾とともに撮影するなら瀬々串近辺。
鹿児島市内から指宿方面行きに乗車して市内を南下。有名になった平川動物園行きが頻繁運転されているが、動物園行きのバスは国道226号線から右へと分離。通院、面会者が利用する鹿児島赤十字病院を通過するとここまで止まりが多く、残るは指宿行き便だけに。でもこの近辺から片側一車線になり国道は錦江湾沿いを快走。

前述の通り路線バスの便数は少なくなり枕崎行きが一日に数本。しかし同じ枕崎行きでも鹿児島空港発の高速バスも数本ある他、この枕崎へ向かう観光バスは頻繁に通る。
交通量はまだ多くまわりの車が入らないようにするにはさらに南へ行ったほうが良い。
桜島の煙の行方を追ってなら更に難しさが増すが、ほぼ終日順光な中、静かな内海で桜島眺めていれば足の先まで体全体が癒されそうな場所でもある。


<2018年 2月掲載>

62 エメラルドの海が輝く奥武島(おうじま)

久米島空港―兼城港―イフビーチ−西奥武−営業所(泊―西奥武)[久米島町営バス]

久米島町営バス

県外からは先ず那覇空港へ。そこで乗り継ぎ久米島空港へ。空港は島の最西端。連絡する町営バスで島の東の果てまで貫き、その果てに奥武島がある。

飛行機が着くと連絡するバスは一路線。飛行機到着時間に連絡し発車し外周道路、久米島一周道路の南側を東へと走る。離島の多くは山で囲まれ外周道路が生活道路でその道路沿いに民家や商店が点在する。光の影響か多くの島は島の南側が栄えている。

久米島も例外ではなく時々見えるエメラルドの海、東シナ海。船での玄関口、兼城港(かねぐすく)。島内一番の見どころ、イフビーチ。そのためか港にも空港にも近くないこの辺りが一番栄えていて、空港近くとここにしかない24時間営業のコンビニの前を通りバス車庫をかすめる。そして海中道路を走り通すと奥武島へとたどり着く。その先、西奥武でUターンし久米島へもどり車庫のある営業所が終点となる。

気の遠くなる場所に思えるが久米島空港に1台しか止まっていないバスに乗れば白い砂、エメラルドの海に輝く、美しき奥武島に到着する。


<2018年 4月掲載>

63 昭和の街をそのままに、福島県川俣町

川俣町―川俣中島―掛田 [福島交通]

福島交通バス

絹の里として知られている川俣町。昭和の印象が強く建造物愛好者には静かに話題となっている。三階以上のマンションは見当たらず、集合住宅は郊外に団地、中心地は新しいアパートも二階建て。町のメインストリートは個人経営の商店街。食堂、旅館、呉服店、理髪店。大手メーカーの看板かかげた電気屋さん。通学帰りの小学生を見かけた傍らに本屋さん、文具屋さんがある。店舗を挟んで蔵がところどころ。路地に入ると長屋の民家。

町内を走る路線バス運行は3事業者。写真の福島交通が、国道349号が南北に通っているので町を一旦ひとまわりして両隣への集落へ。1972年に廃止となった川俣線鉄道代行バスは東北本線・松川駅から福島交通川俣営業所近くの川俣高校までカネハチタクシーが受託して運行。ジェイアールバス東北が福島駅から国道114号線をほぼ一時間おきに川俣高校まで、いずれも町を貫いている。町の隅々までのアクセスは町によりデマンドタクシーが運行されている。

このほか長距離便として高速車両を使用した福島交通の福島駅〜原ノ町線が町の主要停留所に停車する。ほぼ同じルートをたどる東北アクセスの便は、町を通り過ぎた「いいだて村道の駅」に停車する。

都会から離れていることもあるけど、人口に対してバス路線も多いし、生活の一部として今後も運行を続けて欲しい。


<2018年 6月掲載>


前へ -次へ - ページの先頭へ - コラムトップページへ