バス風景を行く [3]

ページの最後へ

11 コスモス街道

千曲バス(中込駅ー初谷鉱泉)

PIC_CS0011

暑い夏が過ぎようとする頃、コスモスが秋の訪れを知らせてくれる。
かつて狩人の曲で有名になったコスモス街道は、道の両側数キロにわたり、白や淡いピンク色の花が旅人を迎えてくれる。
中込駅から初谷鉱泉(しょやこうせん)行きに乗れば、車窓からも楽しめるが、ゆっく歩いて楽しむと、かわいらしい花びらに魅了されることだろう。
ただし、あまりにも顔を近づけミツバチに顔を刺されぬよう、注意が必要だ。(高橋)


<2007年9月掲載>

12 新宿駅西口

東京都交通局、京王バス東ほか

PIC_CS0012

東京都のシンボルいちょう。東京を代表する新宿駅西口並木でも見られる。標高の高い高原から始まる紅葉は、例年なら東京では11月下旬。
各社のバスが集まるターミナルの、「地元代表」は都バスと京王バス東。このようなローアングルもいいけど、駅前デパートの喫茶コーナーから見下ろすのも、また一興ではある。(高橋)


<2007年11月掲載>

13 冬のない南房総

館山日東バス、JRバス関東

PIC_CS0013

冬のない南房総は真冬に早くも花が咲き、1月から3月にかけて、観光地は閑散期なのに対してここ南房総は、休耕田を利用して花々が植えられすでに春いっぱい。
関東近県からは南房総を目指して観光バスがやってくる。路線バスなら、千倉駅から安房白浜行きで白間津(しらまづ)下車。
かわいい花びらのポピー、そして千葉県の県の花である菜の花などなど、いっせいに咲き乱れて、幸せを感じるひとときとなる。(高橋)


<2008年1月掲載>

14 寒い中の旅満喫、雪見の温泉めぐり

関越交通

PIC_CS0014

冬の寒い季節は、旅の気分も「農閑期」。
そんな中で雪を見ながらの「湯治」は、贅沢というより、次の収穫へ向けて気力を充たす、生活の一部と言う事もできる。
ここ群馬北部の関越交通エリアは温泉も多く、四万温泉へは東京駅からの直通高速バスも運行。
コンクリートジャングルに疲れた都会人が、雪見酒のあと、ぬくもった車内で帰路につく光景も。あらためて、自然に感謝。(高橋)


<2008年2月掲載>

15 富山平野の春

富山地方鉄道

PIC_CS0015

砺波市、滑川市、魚津市など、ここの春は立山連峰の残雪が美しい。
雪解け水が平野を急ぎ足で流れ、日本海へと注がれる。その傍らでチューリップ畑が色を添える。
連作が出来ないため、毎年の撮影場所探しだが、そのぶん希望のアングルで撮れた時の喜びはひとしお。(高橋)


<2008年4月掲載>


前へ -次へ - ページの先頭へ - コラムトップページへ